さらに、あの頃は?

ふりカエル


さらに、あの頃は?

その3

シマダクリエイティブに入社し、しばらく経験を積むと色々なものを制作するようになってきました。市や県のイベントもののフライヤーやポスター、食品、雑貨のチラシやDM、パンフレット等々…陶器の展覧会DMだと焼き物の質感をイメージして制作したり、温泉宿のチラシだと様々な景色や四季をイメージしてみたり、食品関係は美味そうだなぁと意気込んでみたり、そんな具合でどれも自分なりに世界観を膨らませてつくるのが好きでした。

そんな時、今度はレディースユニフォームのカタログを担当でやってみようという話になり、「れでぃぃすゆにふぉおむ?」と頭が真っ白になりました。
まず、何ですかそれは?から始まり、女性用の仕事服を取り扱ったカタログだと理解したものの、見せてもらったカタログは、キレイなモデルさんが色々な服でファッション雑誌のように掲載されているもので、これを自分が一からつくるのか?ととても困惑してしまいました。女性のファッション、アパレルと言われてもまったくイメージができないからです。
どんなメーカー様なのか、メーカー様がどんな商品を扱っているか、それがどんなものなのか、いつも通り、考える前の情報収集をやっても、そもそも業界のことだけでなく、レディースファッションがわからない!

見かねた上司は、あるアドバイスをくれました。それはやはり、「知らないことは、知ろう」ということでした。
「本屋に行ってみろ。ファッション雑誌がいっぱいあるぞ。」「百貨店や色々なお店に行ってみろ、コスメや化粧品、雑貨などいくらでもパンフレットがあるぞ。」とにかく、どうすれば良いかもわからないので、お店をまわりました。普段行っているお店ですが、女の人をターゲットにしたフロアをウロウロしまして…ちょっと周りの視線が気になり急いで回収したのですが、服やバッグ、靴のパンフが沢山ゲットできました。
本屋にも行きました。いつもは音楽雑誌コーナー、雑貨・趣味コーナーぐらいしか回っていなかったのですが、初めて「女性ファッション雑誌コーナー」へ立ち入りました。1回目は一瞬立ち止まって、さらっと見て帰り、2回目3回目になると、ちょっとパラパラっと立ち読み、そこからは20代、40代、50代と雑誌ごとのターゲットの年齢層を把握し、片っ端からチェック!最終的に、毎月トレンドがかわるので月に4〜5冊購読するようになりました。

雑誌のモデル写真を参考に撮影ラフをつくったり、コーディネート特集を参考に企画ページをつくったり、誌面のデザインを見ながら、今の女の人が普段どういうものを目にしているのか研究したり、トレンドカラーを取り入れてつくったり。
モデルの名前と事務所を覚えて出演モデルの提案をしてみたり、イイと思うページはファイリングして資料にしたり、服や柄の名称を覚えたり…
これをずーっと繰り返し制作してきて、ある日ふと振り返ると「本屋の自分、ぜったい変態じゃん!」「やだ、なにあの人…とか思われてるじゃん!」と恥ずかしくなってきたのですが、無我夢中でやってきたもので、次に本屋に行っても自然とファッション雑誌コーナーへと足が向かい、当たり前のように表紙のキャッチコピーをチェックして、ペラペラめくって最近は付録も立派になったなぁとか言っていました。

恥ずかしさがあったり、周りの目が気になったり、変な人だとか思われるかもしれませんが、こうすることで良いものやお客様から喜ばれるものがつくれるのなら、なんと思われてもイイのです。いやいやそもそも変態ではないのです。

日下

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール

シマダクリエイティブ

Author:シマダクリエイティブ
岡山県岡山市に拠点を置くデザイン制作会社です。
各業種のポスター、カタログ、パンフレット、折込チラシ、パッケージ等の販促ツールの企画・デザイン制作を行なっています。
→WEBサイトはこちら

カレンダー
12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QR